あらゆるメディアで「地方創生」という言葉を耳にすることが増えた。
2014年の安倍内閣において「地方創生」というスローガンを掲げ、「まち・ひと・しごと創生本部」がつくられたことが、人々が「地方創生」という言葉を認知し始めたきっかけだろう。
商店街に企業を誘致して活気を取り戻したというまち、
ある特産品の形を変えてみたら話題を呼び観光客が増えたまち、
一方で人口減少により消防署がなくなり、火事が起こっても対処ができなくなってしまったまち。
「地方創生」ーー果たしてそれは、何を意味するのだろう。
「地方」で「創り」「生きる」こと。
マクロの視点では、東京一極集中の是正といった政策論として語られることがある。
ミクロの視点では、一人一人がどう生きるか?といったキャリア論であり人生論でもある。
そして「まち・ひと・しごと」。それらは、相互にどのような関係にあるのか。
地方創生の政策が始まって9年。
自らもローカルキャリアの体現者であり、研究者でもある石井先生を講師に迎え、実践と探求の現場から、その哲学に迫る。
【講義内容】
この講義は前半50分で石井先生による授業を行い、その後森山学長との対談、そして参加者からの質疑応答の時間を設けます。
第一講:4月20日(木)19:30〜21:00/釜石にみる地方創生の取り組み
第二講:5月18日(木)19:30〜21:00/ローカルキャリアと地域の発展は融合し得るか
第三講:6月15日(木)19:30〜21:00/総括・地方創生の哲学
【講師】
石井 重成氏
青森大学 准教授。国際基督教大学を卒業後、経営コンサルティング会社を経て、東日本大震災を機に岩手県釜石市へ移住。地方創生の戦略立案や官民パートナシップを統括。半官半民の地域コーディネーター制度、グローバル金融機関と連携した次世代教育、広域連携による移住・創業支援、DMOによる観光地域づくり、ローカルSDGsなど、人口減少時代の持続可能なまちづくりを推進。2017年に一社)地域・人材共創機構を設立、『ローカルキャリア白書 -未来の働き方はここにある』を発刊。2021年4月より青森大学准教授。各地の地方創生事業や企業の人材・組織開発プロジェクトに参画。
【ファシリテーター】
森山 奈美
石川県七尾市生まれ。横浜国立大学工学部建設学科建築学コース卒業。都市計画専攻。平成7年 (株)計画情報研究所入社。都市計画コンサルタントとして、地域振興計画、道路計画等を担当。民間まちづくり会社(株)御祓川(みそぎがわ)の設立に携わり、平成11年より同社チーフマネージャーを兼務。平成19年より代表取締役社長。その取り組みが日本水大賞国土交通大臣賞、ふるさとづくり大賞総務大臣表彰などを受賞。経済産業省「ソーシャルビジネス55選」に選出された。
【受講料】
ゼミ生 無料
一般(3講座) ¥6,000(税別)
一般(1講座) ¥3,000(税別)
ゼミ生とは
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【御祓川大学とは】
小さな世界都市という未来を育てることを目指し、市民が豊かに学ぶための市民大学です。
大学のない能登でも、市民が自由に学べる場を作るために御祓川大学は設立されました。
地域、まちづくりに関わるきっかけ、または深く学ぶきっかけとして、地域をもっと面白くしようとする市民たちとつながりワクワクする新しい知識や価値観に講義・対話を通じて出会う場所です。
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