また一歩、能登が踏み出した。「花嫁のれん館」講座

のれんをくぐる。新しい人生へと踏み出していく。

416日、「花嫁のれん館」オープン。

 

 3月25日、まもなく開館する「花嫁のれん館」について勉強する花嫁のれん館講座が開講されました。

講座風景.jpg

 講師は一般社団法人七尾家の事務局長 鳥居貞利さん。

花嫁のれんの基礎から、一本杉通りでの花嫁のれん展の歩み、

花嫁のれん館の展示内容や見どころなどをお話していただきました。

 

一本杉通りの方々の熱い思いが作り上げた花嫁のれん館。

講座でお話しいただいた花嫁のれん館の情報、少しだけご紹介します。

 

 

 「花嫁のれん」とは?

花嫁のれん.jpg 

そもそも、花嫁のれんっていったいどんなものでしょう?

花嫁のれんとは、幕末から明治時代にかけて加賀藩の能登・加賀・越中でみられた、

花嫁が婚礼時にくぐるのれんのこと。

花嫁は嫁入りの際に花嫁のれんを持参し花婿の家の仏間の入り口にかけ、それをくぐることで嫁いだ家の者になります。

これは加賀藩に生まれた独自の婚礼文化なんですね。

 

 

 

 花嫁のれん館とは?

 open_dm.jpg

花嫁のれん館はその名の通り、「花嫁のれん」という文化を残し伝えるために建てられる

木造平屋建ての七尾町家の展示施設。

49日にオープン予定です。

 

 

   -館内-

館内は有料ゾーンと無料ゾーンとに分かれています。

有料ゾーンには常設展示と企画展示の2会場。

常設展示では明治から平成までののれんをみることができるとのこと。

時代の流れの中でのれんがどう変化していったのか、注目です!

企画展では、この土地の婚礼文化を伝えるための展示が行われます。

着物の物語に触れることができる貴重な展示になりそうですね。

無料ゾーンには休憩室とお土産を買えるショップが配置。

ショップではここでしか手に入らないオリジナル商品が並ぶとのことなので、お見逃しなく。

実は今回の受講生はそのオリジナル商品の見本も見せていただきました!

かわいらしいデザインの品の数々…、お楽しみに!)

 

 

   -花嫁のれんくぐり体験-

のれんくぐり体験.jpg

そして、花嫁のれん館を語るうえで欠かせないのが、花嫁のれんくぐり体験。

この体験では、女性は白無垢か色打掛を着つけてもらいのれんをくぐることができちゃいます!

女の子の憧れが実現できるというとってもレアな機会です!!

体験料金は着付け代と展示見学代も含めて3000円。

普通の写真撮影よりもずっとお得! 学生にも手の届く値段ですね。ますます見逃せない!

こちらは電話やメールの予約が必要ですが、予約が空いていれば飛び込み参加も可能とのこと。

ちなみに男性も同じ料金で紋付袴を着つけてもらえます。これなら恋人同士で、ご夫婦で、写真撮影できますね!

また、女の子同士で体験に来るのも楽しそうだなと思います。

私も一度は体験しておきたい…!

 

 

  花嫁のれんくぐり体験

体験料金 13000
所要時間 20-30
体験時間 1000-1600
最終受付時間 1530
ご予約方法 メール / 電話

さてさて、こんな風にまとめてみましたが、花嫁のれん館、中身盛りだくさんです。

実はまだまだのれんのことものれん館のことも講座では勉強できたのですが、

これより深い話はのれん館に行くまでのお楽しみということで。花嫁のれん館、開館が待ち遠しいですね。

 

 

 

 最後に

 花嫁のれん館講座の最後には、講師の鳥居さんから

「一本杉、七尾のことだけを考えるのではなく、能登全体のことも考える必要がある」という言葉をいただきました。

 

 七尾の今後、能登の今後を見据えて作られる花嫁のれん館、

そののれんをくぐることで能登もまた新しい一歩を踏み出していきます。

花嫁のれん館に、乞う御期待!

 

 

 

     
     

コメント

タイトルとURLをコピーしました