【講義後レポート】
「地方から始まる創造都市」を開講しました!大阪経済大学の梅村仁先生をお招きして、働く場所と地域活性化の創造的な関係づくりについて講義をしていただきました。
創造的過疎をキーワードに、徳島県神山町がなぜ今最も注目され、創造的なヒトが集まり、コトが起こるのかについて学びました!
創造的過疎とは、過疎化を与件として受け入れ、若者やクリエイティブな人材を誘致することで人口構造、人口構成を変化させ、農村業だけに頼らない、バランスのとれた持続可能な地域を作ろうという考え方です。
現在、神山町では、ものづくりやサテライトオフィス、教育、農業、飲食、宿泊など大小多くのプロジェクトが同時並行的に起こっています。
なぜ神山町なのか、を考えると、主に2つ理由が挙げられます。
1つ目は、民間が主導であることが挙げられます。
民間が移住者や、サテライトオフィスを検討する企業のサポートを主導していて、民間企業の事業に入り込んでこないため比較的自由に、速く物事が進み、結果として創造的なコトが起こりやすい。
2つ目に多様性の尊重、寛容であることが挙げられます。
地方の閉鎖的なイメージとは違い、階層的だったコミュニティも求められず、無理強いされずに、同時多発的に物事が展開できます。
アイデアキラーが比較的少ない地域であると考えられ、創造的なコトが起こりやすいとのことでした。
神山町の地域住民やそこに関わる人たちが培ってきた「ゆるい(自由度の高い)空間」を基盤として、行政との関係も相まって地域活性化につながった事例と言えます。
【講義後質問】
行政との距離感、行政の意識づけはどのように考えたらいいのか、
まちの空気、雰囲気はデザインできるのか、どうやったらデザインできるのかなどの質問が飛び交い、活発な議論の場となりました!
【講義後の感想】
・中小企業研究という(経済に拒否感を示すコミュニティビジネス的なノンプロフィトだけでない)視 点でのお話しでしたので、中小企業診断士として大変参考になりました。
・自身の考えている新規事業に関する火種を得た感覚があった。
・大学のメジャーに関わる話題で、大学でも役立ちそうな知識を得ることが出来た。
・地域資源を外部から取り込んで、経済活性化の取組内容が聞けてよかったです。
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