一本杉学入門コース 第一回(11/11)

 

【600年以上の歴史を誇る一本杉通りを味わう!】

御祓川大学メインキャンパスbancoがオープンした11月11日、同じく一本杉学入門コースも開講しました。

bancoがある一本杉通りですが、そもそもどんな通りなのでしょうか?

 ・七尾駅前を流れる御祓川にかかる仙対橋から御祓公民館までの450mの通り

 ・50店舗あまりのお店がたちならび、建物は主に寄棟造りの町家で、いくつかは国登録有形文化財に指定

  されており、当時の面影を残している

 ・「花嫁のれん」と「語り部処」で知られ、石川県600年以上の歴史を持つ街道

一本杉通りのパンフレットにはこのようにあります。七尾市の重要無形民俗文化財、青柏祭のでか山もこの

通りを通るので、観光客の方に人気なのも頷けます。

 もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください↓↓↓

一本杉通り           http://ipponsugi.org/index.html

花嫁のれん           http://ipponsugi.sakura.ne.jp/noren/

語り部処              http://ipponsugi.org/kataribedokoro/

【いざ、一本杉通りへ】

今回の講師は七尾きっての歴史家、宮下三郎さんです。一本杉通りで宮下商店というポンプ屋さんを営まれています。

簡単な説明の後、早速一本杉通りに飛び出します。この日は珍しく晴天!

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まずは一本杉通りの成り立ちから。

 なんと、一本杉という地名は1616年の地図に記されていたそうです。その頃と言えば日本は江戸時代、北前船が盛んな時代です。

七尾も北前船の交易で栄えていました。御祓川で船荷の受け取りがされていたそうです。

そんな御祓川ですが、七尾の史料を広範囲の時代にわたって調べると、様々な名前が。

御手洗(みたらし)川、晦日(ひづめ)川、二股川、亀田川、千代川、捨越(すてごし)川、馬出(まだし)川、1つの川にこれだけ名前があったことに驚きますが、それだけ人々にとって重要な川だったのですね。

ちなみに、本当か分かりませんが、御祓川の由来は「身をそぐでみそぎ川」なんて説もあるとか、、、

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【一つ一つのお店に歴史が】

 通りの成り立ちや御祓川の話の後は、各店舗にスポットがあてられました。国登録有形文化財に指定されているお店だけではなく、どのお店にも歴史が詰まっていました。全てのお店のお話を聞きたいところでしたが、今回は通りの入り口から真ん中までの15店舗ほどを簡単に説明して頂きました。

参加した受講生は今回が初の一本杉通りでしたが、講座を通して一本杉通りの魅力を感じていました。 

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【歴史を紐解く】

 今回の講座のため、宮下さんが編集した資料になります。

 23ページもありますが、これでもまだ途中だそう。600年以上の歴史は伊達じゃありません。

 こうした地域史を収集、研究している方がいるというのも素晴らしいことだと感じました。

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以上、一本杉学入門コースのレポートでした!

入門コースの次は、基礎コース「一本杉通りを体験する」、中級コース「一本杉通りとつながる」、実践コース「一本杉通りをガイドする」を開講予定です!

大学公式サイトやFacebookでお知らせしますので、興味の湧いた方は是非ご参加下さい!

     
     

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