「経営者たちの10年」を開催しました!

震災から考える地域づくりシンポジウムシリーズの産業編を開催しました!

■2007→2017 震災から考える地域づくり 産業編/経営者たちの10年

2007年3月25日輪島市西南西沖で能登半島地震が発生

それから月日が経ち、今年で10年という節目の年を迎えました。

自らの10年振り返ると共に今後10年間の展望を描くために

これからの能登を担う若手経営者によって開催されたシンポジウム

 

<ゲスト>

多田健太郎さん(和倉温泉 多田屋 6代目)

中島正士さん(中島石材店 工場管理者)

森山明能さん(七尾自動車学校 代表取締役副社長 ファシリテーター)

 

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■地震が大きなターニングポイントとなった能登を担う若手経営者3人 

中島さん、多田さん、森山さんはいずれも

能登半島地震が人生のターニングポイントとなっており自らの経験を語る中

参加者の方々も当時の境遇と経験を思いかえし真剣に耳を傾けていました。

話題は能登半島地震に限らず

東日本大震災が

自らの職業に及ぼした影響

これからの10年の展望について語り合いました。

 

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■今後10年間の先を見据えて~能登が直面する人口減少問題~ 

今後10年で多くの地方都市が直面する社会問題は「人口減少

地域の人口が減っていくことに対して

能登の経営者たちはどう考えているのでしょうか。

 

「小さい企業がたくさんある方が利益を確保しやすい

 一番儲かっているのは一人でやっている人

「ちゃんとファンを作ることが大切

 

参加者たちの多くが「人口減少はこわくない」といい、

人口減少を前向きにとらえられている人が多いことが意外でした。

能登の経営者たちは危機感を抱きつつ、先を見据えて地域を作っているんですね。

 

■雇用をつくることが地域を守る

「地元は好きだけど地元には働く場所がない」と嘆く大学生がいます。

働く場所さえあれば故郷に帰りたいと思っている若者は案外多いのではないでしょうか。

つまり、働き口をつくることが在所を守ることにつながるのです。

 

大福寺では12人の壮年団メンバーのうち住んでいるのはたったの3人!!

住んでいなくても在所を支えることができます。

地域の中と外。境界線の定義を超えていくことで、持続性を高めることができるんですね。

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■経営者が能登の持続性を高めていく

能登には地域のことを考えて工夫を凝らす企業もあります。

「有給休暇」ではなく「有事休暇」という仕組みを取り入れて

地域のお祭りなどに参加しやすいシステムを導入しました。

お祭りが盛り上っている地域は、外部から見てもとても魅力的!!!!

 

経営体・経営者がどのように動けば能登の持続性を高めることがでしょうか。

「何が幸せか」ということはひとそれぞれで違います。

価値観が違うため、ひとりで考えていても分かりません。。

地域の課題を経営的視点から話し合う場が必要なのです。

そのような「元」の部分から話し合いましょう。

 

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 今回のシンポジウムは、周りの人々の話を聞きながら

自分の10年を振り返る良い機会になったのではないでしょうか。

御祓川大学では、今後もこのような対話の場を設けていきたいと思います。

     
     

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