1月13日の御祓川大学の講座は「市民によるまちづくりの哲学」の第4回。
今回のゲストは『株式会社 日添』の取締役である 土屋望生 さんでした。
株式会社日添(以下日添)は九州で一番人口が少ない村である熊本県の五木村という1000人の村にあります。
土屋さんはそこで生まれ育ち、大学、就職を経て、Uターンをしてきました。
そんな土屋さんの経歴も聞きつつ、なぜ「まちづくり」という視点で五木村で会社を経営しているのかを聞いてみました。
「私は五木村の”ひと”が好きで、その”ひと”たちがしっかり稼げていて、尚且つ五木村ならでは、だからこその楽しみや誇り、前向きなここにいる理由を持って欲しい。」
五木村は人が少ない分、目に見えて「誰が」「どう」なっているのかがわかる村です。
だからこそ土屋さんは「ちゃんと五木村の人にとって良いことか」をあらゆる判断軸にしていると言います。
「移住者を来年までに○○人増やす、関係人口を〜…」
まちづくりに携わる人なら誰しも目的がわかりやすいもの、数字として現れるものに頼りがちです。
しかし、それはまちにとって、まちで暮らす人たちにとって本当に最善の策なのでしょうか?
まちのことを考える皆さんにとって、立ち止まって初心に帰ってみる、今回はそんな講座になったのではないでしょうか。
次回の授業は2月10日、講師は(株)おやゆびカンパニーの小梶崇さんです。
ぜひ一緒にまちづくりの哲学について考えてみませんか?
申し込みはこちらから
なお、これまでの授業のアーカイブは月額¥3,000で御祓川大学のゼミ生になれば全てご覧いただけます。
詳しくはこちらから
コメント