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「七尾マイプラン塾 第2期」第1回は『イントロダクション「自分を知ろう!」』がテーマ。
ゲストは、昨年度第1期生としてマイプラン塾に参加した「農家民宿 古民家こずえ」の女将・梢正美さん。
地元へUターンをして農家民宿を立ち上げた経緯、大学生をインターン生として受け入れて集落活性に取り組むその想いやノウハウなどをお話いただきました。
【何もないと思っていた、生まれ育った土地】
石川県羽咋郡志賀町にある町居集落。
梢さんはこの地で生まれ育ちました。
当時は、「自分の地元には何もない」と感じ、物足りなさを覚えていたそうです。
高校卒業後、地元を離れ、長い間、都市部で生活されてきました。
長い都会暮らしで変わったのは、地元の風景の感じ方。
「何もない」
そう思っていたものが魅力的に思え、それまで気に留めていなかった能登の四季や人情味に目が向くようになったそうです。
そんな折、地元の男性との結婚を機に実家に戻ることになります。
しかし、そこで待っていたのは、若者の集落離れ、少子高齢化による集落存続の危機でした。
地元の良さに気付き、集落存続のために何かしたいと考えた梢さんは、その取り組みの一歩として農家民宿を開業しました。
【学生との化学反応】
農家民宿を開業するにあたって、外部からの視点を取り入れ、地域資源の発掘・地域の魅力化に取り組みたいと考えた梢さんは、全国各地の学生をインターン生として受け入れました。
学生たちがまず取り組んだことは、集落の方との関係性を築くことでした。
道で人を見つけたら元気に明るくあいさつし、会話をし、同じ時間を共有することに努めました。
学生たちは次第に地域のコミュニティに馴染んでいきます。
地域に認知されはじめた学生たちは、集落の方に「地域の魅力的な場所」について聞き取り調査を行い、それをもとにマップを作成しました。
地元の人から地域の良いところを引き出すことで、住民の方にも地域の魅力に気づいてもらうことができました。
また、学生たちは地域の祭りなどの行事にも積極的に参加しました。そんな若者に感化されて、長らく祭りに参加していなかった60歳以上の方も祭りに参加するようになったそうです。
若者が地域に入り込む効果はこんなところにも表れるんですね。
そんな梢さんのこれからの目標は「企業の研修プログラム」を作ること。
ますます町居集落から目が離せません!
【自分のこれまでをふりかえろう!】
第1期受講生・梢さんのお話を真剣なまなざしで聴いていた受講生のみなさん。
今度は受講生のみなさんが、自分の人生をふりかえり、自分の興味のあることを専用のワークシートに記入します。
それらを踏まえて自分がチャレンジしてみたいこと「マイプラン」を発表していただきました!
地域のおじいちゃん、おばあちゃんとお茶を飲んだり、ハーブの栽培をしながら一緒に楽しみたい。
地域の方とともに特産品を開発し、地域を盛り上げたい。
地元の公園を活かしたまちづくりをしたい。
など、思い思いの「マイプラン」が発表されました。
それぞれの方の熱意が伝わる、とても濃い時間となりました。
今後の講座では、これらをブラッシュアップし、実現に向けて、より具体的にプランを詰めていきます。
どのようにプランが具体化していくのか、楽しみです!
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以上、第1回 七尾マイプラン塾レポートでした!
次回は、12月27日(日)です!→1月15日(金)に変更になりました。
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